竹林亮監督の映画『MONDAYS このタイムリープ、上司に気づかせないと終わらない』(2022年)を観た。
広告代理店のオフィス。クライアントの無茶振りかつ短納期の仕事依頼が続き、従業員は徹夜の毎日。徹夜明けの月曜日の朝、吉川(円井わん)は後輩から「僕たち、同じ1週間を繰り返しています!」と告げられる…。
オフィス版『サマータイムマシンブルース』?、いや後半から『バクマン。』みたいになってたけども。
舞台劇を観る様な密室劇。82分の長さでテンポが良くサクサクッと観られて面白かった。
パワーポイントで上司を説得したり上申制度を使ったり会社ネタの使い方が上手かった。
知っている俳優はマキタスポーツとしゅはまはるみぐらいだったが、各俳優に役柄が息づいていた。
SFコメディーに終わらず「人のために生きるか。自分のために生きるのか。」だったり「夢を追うのがいいのか。夢を叶えるのがいいのか。」と、言う人生の選択肢や生き方みたいな深いテーマがあった。
上司の夢の為に吉川たちが奮闘し説得するシーンには感動した。
誰かを思いやる心の美しさを教えられた映画だった。