濱口竜介監督『ハッピーアワー』(2015年)を観た。
神戸に住むあかり(田中幸恵)、桜子(菊池葉月)、芙美(三原麻衣子)、純(川村りら)の4人は、30代後半を迎えた親友同士。久々に集まった4人は、近々旅行しようと相談し合う。屈託なく会話を重ねる彼女たちだが、それぞれ親友にも話せない悩みや不安を抱えていた。平凡だと思われた彼女たちの日常にさざ波が立って行く…。
上映時間5時間17分で出演者は素人ばかりだが、人間模様が面白くてあっちゅう間だった。逃げる男に立ち向かう女。出てくる女性は清々しいが、男は情けなくてキモかった。隙を見て言い寄ったり息子が女の子を妊娠させてるのに仕事を言い訳に先方へ妻と実母を謝罪に行かせたり離婚を迫られても暖簾に腕押しだったりと本当どうしようもない。でも、そんなメンズを蹴散らしていく女たちに溜飲を下げた。女は強しされど男は弱し。
人は他人に見せない顔があり、そんな自分をどこかで見せたいのかもしれない。
神戸・元町映画館では 12/28(土)から3日間『#ハッピーアワー』連日13時〜第一部上映開始。12/30(月)は第三部上映後に舞台挨拶、年末のご挨拶👋https://t.co/rSw1qsfX3h
— 映画『ハッピーアワー』HappyHour (@Film_HappyHour) December 20, 2024