2011-11-18 『海炭市叙景』。 邦画 『海炭市叙景』(2011年、熊切和嘉監督)架空の海炭市を舞台に様々な人々のエピソードを描いている。初日の出を見た帰りに妹(谷村美月)に見せる兄(竹原ピストル)の笑顔、家庭崩壊したプラネタリウム館勤務の男の(小林薫)一家が以前見た夜空、いつも苛立っているガス会社の社長(加瀬亮)が息子に見せる優しさ、立ち退きを迫られた老婆と猫のふれあい、父とは不和で仕事もうまく行かない浄水器の営業社員(三浦誠己)の虚しさ。この映画に出てくる全ての登場人物がやるせなくて切ない。それから老婆役は地元で見つけた素人さんらしいが一番の輝きを放っていた。映画 「海炭市叙景」 公式サイト